Stanley Electric Group- News Release
2021年7月14日
当社の波長265nm深紫外線LEDを用いた新型コロナウイルス不活化有効性に関する論文が学術誌に掲載
-スタンレー電気株式会社
スタンレー電気株式会社(本社 東京都目黒区中目黒2-9-13、代表取締役社長:平塚 豊)が生産販売する深紫外LED(波長265nm)について、既に山口大学(共同獣医学部 獣医微生物学教室 早坂大輔教授、下田宙准教授)との共同で行った評価試験結果により、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化に対する高い有効性が確認されております。
この度、その評価試験結果が学会専門誌Journal of Photochemistry and Photobiologyに論文発表されましたのでお知らせいたします。概要は以下の通りです。
スタンレー電気は、265nm深紫外LEDを中心にデバイス製品からユニット・モジュール製品まで、水や空気・表面の除菌アプリケーションに合わせた製品を開発提案していきます。
記
- ■ 論文タイトル
- Efficiency of 265-nm ultraviolet light in inactivating infectious SARS-Cov-2
- ■ 要旨
- ・SARS-CoV-2感染は、公衆衛生と経済に甚大な影響を及ぼしている。
- ・265nmの深紫外LEDの光は、SARS-CoV-2の不活化に効果的である。
- ・UV-LED光源は、実用向けに既存の水銀ランプから置き換えられていく可能性がある。
- ・265nmの深紫外LEDは、安全で使い易いデバイスとして期待されている
- ■ 要約
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現在は、波長254nmを放射する低圧水銀ランプが、微生物の除菌に対応する紫外線光源として広く使用されているが、水銀を含有している為環境問題に懸念がある。従い、UV-LED光源は、低圧水銀ランプの代替品として、実用化される可能性が高い。
この研究では、コロナウイルス2(SARS-CoV-2)を不活化する為に、254nm及び280nmの紫外光照射と比較し、265nm紫外光照射の有効性を評価した。265nmの深紫外線発光ダイオード(DUV-LED)からの照射により、SARS-CoV-2は254nmのUV冷陰極ランプと同等のレベル、280nmのDUV-LEDより高いレベルで、効率的に不活化された。
論文全文(www.sciencedirect.comへ移動)→https://doi.org/10.1016/j.jpap.2021.100050
深紫外LEDについて詳細はこちらhttps://www.stanley-components.com/jp/uvc/index.htmlをご覧ください。
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以 上